わたくし今までそこそここ数のライダー作ってきましたが、よくお問い合わせあるのが「オメーのライダーの目ん玉どうやって作ってんの?」
オーソドックスな二眼系から、
ちょっと変則的なツライチ構造のカブトの複眼や、
アクション仮面も、
ディケイドも、
電王も、形やパターンは違えど使っている素材と作り方はほぼ変わりません。
この辺りを一丁ご説明いたします。
使うのはこれ、UVレジンといつものエポパテ。
UVレジンでしたら何でもよいのかもしれませんが、わたくしは透明度や粘度の具合が一番ちょうどいい「太陽の雫 ハードタイプ」というのを使っております。
もしよろしければ試してみてください。
使うのはこれ、UVレジンといつものエポパテ。
UVレジンでしたら何でもよいのかもしれませんが、わたくしは透明度や粘度の具合が一番ちょうどいい「太陽の雫 ハードタイプ」というのを使っております。
1.眼孔の用意
まず本体側に眼孔を掘ります。
ナイフと平刃の彫刻刀なんかがあるとやりやすいです。
底をなるべく平にできると良いです。
わたくしが使ってるのはこの辺。
わたくしが使ってるのはこの辺。
2.複眼のベースづくり
掘った眼孔にワセリンを塗りたくって、複眼のベースになるエポパテを埋め込みます。
ワセリンが足りないと完全に張り付いて取れなくなってしまうこともあるのでご注意ください。
硬化前に複眼のパターンを刻みつけます。
1つずつポチポチしてもいいですし、パターンシートのようなものを押し付けても良いです。
わたくしは最近ですとこういった目の細かいパターンが好きでよく作っております。
これはCOCグリッパーのグリップ部分を押し付けて作りました。
これ。
複眼のベースが半硬化したら、パーツを傷つけないように慎重にナイフで抉って取り出します。
完全硬化しても大丈夫ですが、完全硬化一歩手前くらいが取り出しやすいです。
取り出したらシルバーで塗ります。
3.UVレジンでコーティング
ここからが大事なところ…
シルバーが完全に乾燥したら、UVレジンを乗せていきます。
チューブから直接落とすと失敗しやすいので、小さな器か何かに一度出して、小筆で掬って少しずつ乗せていくと失敗しづらいです。
フチギリギリまで塗り広げますが、フチの外側まで回り込んでしまうと元の眼孔に収まらなくなるのでご注意ください。
薄く一層乗せたらUVライトを30〜60秒くらい照射して硬化させて、次の層を乗せます。
UVレジンは粘度が高いので、複眼のパターンは余裕で埋めてくれます。
これを繰り返してお好みの厚さまで盛って、長めにUVライトを照射して完全硬化させます。
表面のベタつきがなくなったらOKです。
UVライトは何でもよいです。
硬化が遅いなと感じたらライトを近づけると硬化が早まります。
UVライトは何でもよいです。
硬化が遅いなと感じたらライトを近づけると硬化が早まります。
もう一点注意すべきなのはベースの厚みと硬化度です。
UVレジンは硬化時に若干収縮するのか、ベースの厚みが足りなかったり硬化が不完全ですとレジンに引っ張られて歪みます。
歪むと眼孔への収まりが悪くなり失敗の原因となります。
わたくしも何度も失敗しました…
4.着色