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前回は仮面ライダージョーカーの頭部を作りました。
続けて今回は首から下の素体を作ります。
素体なので、各部の削り出し手前、手脚が揃うところまでとなります。
それでも結構長くなりそう…
同じ工作法を使うので、もしよろしければこちらもご覧いただけますと手っ取り早いかと思います。





用意するもの

材料は

・エポパテ
・オビ球、またはホビーベース球体ジョイントミニ 2セット
・2.0mmスプリング

関節にはオビ球を使いますが、ホビーベースの球体ジョイントもほぼ同サイズなのでどちらでもよいです。







1. ベースづくり

まずは手脚と胴体の材料になるエポパテの塊を作ります。

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胸部
指先にワセリン塗って、中が空洞になるように整形して硬化させます。
自重で形が崩れると思うので、硬化するまで何度か様子を見ながら形を整えて硬化させてください。

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肩アーマー
こちらも中を空洞にするため、胴体と同じ要領でお椀型のパーツを作ります。

ベース作りでちょっと難しいのはこの2つだけ。
あとはかんたん!!

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股関節

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上腕

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前腕

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太腿

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膝下、のベースを丸めます。

全部同じじゃないですか?
いえいえ、ここで作ったベースがそのまま素体の手脚の長さになるので、慎重に大きさを決めてください。
わたくしは脚太め、腕細めにいたしました。

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ついでに握りこぶしと平手の元も作っておきましょう。
親指だけ独立させたものを4個作ります。

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少し硬化したら、指を握り込ませて拳にします。

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平手は同じく半硬化したらナイフで指に切れ込みを入れて、お好みの表情にしてあげてください。

これでベースづくりは完了です。



2. 胴体の組み上げ

胸周りから徐々に体を作り上げていきましょう。

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なんのアテもないとちょっと感覚掴みづらいので、少しだけ胸の削り出しをします。

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前回同様、削り出しはこの要領で。

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少しイメージが固まったら、腹パーツを入れるための空洞を広げます。
たぶん、このくらいの厚みがついちゃってると思いますので、必要な分を残して内側を削ります。
ナイフでいけなくもないですが、こういった空洞内部を削るときはリューターがあると圧倒的に楽で速いです。
ちょっとお値段張るものも多いですが…



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このくらいまで削ります。

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次にいよいよ前回作った頭部と連結します。
オビ球は3mm径の軸ですので、ピンバイスドリルの2.9mmで真ん中に穴をあけまして、

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フチを球状にけずって、球体ジョイントが入るスペースを作ります。
頭部側も同じように掘ってください。

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オビ球の中玉を刺して、

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頭部を接続。
ここで一点重大な注意喚起をば…

作るものが小さいので必然的に各パーツも小さくなります。
可動を仕込むためにジョイントを組み込みますが、ここからは各パーツ共にジョイントの接続軸を差し込んで保持する深さの確保との戦いになってきます。

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こんな感じで、両側からジョイントを刺すと軸同士で保持領域の競合が発生します。
お互いに押し合って刺さり切らなくなると目も当てられない保持力になるので、なるべく軸を短くして、動かす必要のないところであれば接着します。
動かすところほど軸を長く残し、動かす必要のないところは軸に頼らずに接着してください。
これを徹底しないと、アクションフィギュアなのに手足が抜け落ちまくってとてもストレスのたまる代物になってしまいます…

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そういうわけで、腹に同じように穴を開けてオビ球の小玉を刺して胸と連結します。

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こうなります。

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中にオビ球を仕込んだので、前後に傾けられるようになるはずです。
腹の大きさと胸の内径をうまく調整して、お好みの角度まで傾けられるようにしてください。
ついでに肩ジョイントを刺すための穴もあけておきましょう。

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これで胴体はOKです。



3. 手足の組み立て

下の方から行きましょう。
まず足。

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リューターでオビ球が入るくらいの穴をあけます。

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続けて斜めに(なるべく水平に)ピンバイスドリルを入れて、オビ球を刺す穴を作ります。

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こうすることでオビ球をL字型に曲げたまま挿入できるようになります。
これを足首とします。


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上腕、前腕、太もも、ひざ下の円柱状のパーツにピンバイスで穴をあけ、オビ球の半分くらいが収まるように淵を削ります。

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膝裏、肘裏にあたる部分をカット。
何がしたいかと申しますと、

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ここをカットすることによって腕や足を曲げられるようにしたいんですね。
やってみるとわかるんですが、ここでも関節軸同士の競合がすごく起こるので、あとから接着可能な肘関節の軸は短めにカットしておくことをお勧めします。

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組み上げるとこんな感じで曲げられるようになります。
あとは股関節部分にも穴をあけて、同じように淵を削って、太ももパーツを連結してあげてください。

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股関節はわたくしもずっと課題が残っている個所でして、閉じやすく開きやすい、かつポロポロ落ちない股関節を作るべく毎回試行錯誤しております。
ひとまずこんな形にしておくとよいかと思います。
ここはアクションポーズをとらせるときにかなり動かす個所になりますので、軸を短くすることはお勧めしません…

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手首パーツも同様…
この際ぶっちゃけますと、やることはどこのパーツも大体一緒ですw




4. 肩の接続

ここまでくればあと少し…
肩をスプリングで接続します。

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肩の内側は削って薄くしておいた方が収まりがよくなります。
胸側と肩の淵に1.9mmドリルで開口してスプリングを刺し、接続します。
これで肩回りの可動を邪魔することのないアーマーの接続ができます。

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これでようやく全身がそろいました。
わたくしの工法はほぼ全部削り出しなので、細部を詰める前のこの時点でとらせたいポーズとそれを邪魔しない関節を模索しながら作ってあげると後が非常に楽です。
ここから痩せることはあっても、太ることはないので。


さて、素体の作り方はこんなところでしょうか。
まだ頭と、ものすごくもっさりした体しかありませんが、ここからの細部の削り出しと仕上げこそがスクラッチの醍醐味。
また書きますので、よろしければお付き合いくださいませ。